情報処理学会は、9月4日に「大学情報入試を振り返る~大学入学共通テストや個別テスト『情報』の振り返りと、高校現場の対応~」と「公開シンポジウム『情報教育の現状と未来~情報教育課程の設計指針の改訂について~』」の2つのイベントを開催する。参加費は無料。

両イベントは、現地でイベント企画・各発表セッションを開催し、Zoomでもオンライン配信するハイブリッド形式となる。対面会場は北海道科学大学(札幌市手稲区)。参加には専用フォームから申し込みが必要。
大学情報入試を振り返る ~大学入学共通テストや個別テスト「情報」の振り返りと、高校現場の対応~
2025年度入試から大学入学共通テストで「情報」が出題され、国立大学では原則受験することが求められた。また、個別テストで「情報」を出題する大学も数多くあった。そうした共通テストや個別テストの実施状況やその内容を振り返るとともに、「大学情報入試元年」とも言える2025年入試に向けて、高校現場がどのように対応し、また、これらの入試内容をどのように評価しているのかを講演する。そして、講演登壇者全員によるパネルディスカッションを行い、聴衆も交えてその意義や課題、さらに改善のための方策などについて議論する。
- 開催日時:9月4日 9時30分から12時
- 登壇者:工学院大学附属中学校・高等学校 中野由章氏、東京大学 萩谷昌己氏、北海道科学大学 稲垣潤氏、日本大学 谷聖一氏、電気通信大学 小宮常康氏、北海道札幌北高等学校 前田健太朗氏、愛知県立旭丘高等学校 井手広康氏、大学入試センター 水野修治氏、静岡大学 遠山紗矢香氏
公開シンポジウム「情報教育の現状と未来~情報教育課程の設計指針の改訂について~」
日本学術会議情報学委員会情報学教育分科会は、情報処理学会と連携して、2018年に「情報学の参照基準」、2020年に「情報教育課程の設計指針―初等教育から高等教育まで」を公表し、情報科目の教育の方針を示した。その後の情報分野の急速な進化をふまえ、情報学教育分科会では情報教育課程の設計指針の改訂に向けた検討を行っている。
今回は、日本学術会議情報学教育分科会、情報処理学会、電子情報通信学会が主催し、大学および高校の教員組織や情報関連する学協会と連携して公開シンポジウムを開催し、議論を行う。
- 開催日時:9月4日 15時30分から17時30分
- 登壇者:上智大学 高岡詠子氏、青森大学 下條真司氏、国立教育政策研究所 須藤祥代氏、東京大学 萩谷昌己氏、電気通信大学 中山泰一氏、電気通信大学 久野靖氏、京都橘大学 大場みち子氏、愛知県立旭丘高等学校 井手広康氏、東北大学 徳山豪氏
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