MEMEは、同社が提供する学校集金サービス「スクペイ」において、口座直結決済の接続金融機関として仙台銀行が加わったことを、12月1日に発表した。宮城県を基盤とする仙台銀行との連携により、宮城県内を中心に東北エリアでの利便性向上を目指す。

スクペイは、2025年度より宮城県仙台市内の小中学校全182校で利用されており、学校集金業務のデジタル化・キャッシュレス化を通じて、教職員および保護者の負担軽減に貢献している。県内や東北他県からも導入に関する問い合わせが増えるなか、地域に根差した金融サービスを展開する仙台銀行との連携は、地域社会への安心と利便性の提供拡大を後押しするものである。
口座連携は12月1日から開始された。決済の上限金額は1回あたり2万円、1日あたり5万円に設定されている。利用可能時間帯は、決済が原則24時間、口座登録が平日午前7時から午後11時、土日祝は午前8時から午後9時である(いずれもメンテナンス時間を除く)。
スクペイは学校・教育施設向けのデジタル集金サービス。教職員が担う銀行口座登録用紙の回収や振替データ作成、入金確認といった集金業務をデジタル化することで、業務負担を軽減する。

学校はスクペイを通じて保護者へ請求書を発行し、保護者の口座情報や個人情報を学校側で入力・表示することなく安全に利用できる。集金画面はシンプルで操作が容易であり、管理画面上の帳簿に自動で収支管理データが反映されるため、業務の一元化が可能となる。

保護者はメールや連絡ツールアプリを通じて通知を受け取り、請求内容を確認し、スクペイ上でそのまま支払いができる。銀行口座を設定することで銀行即時決済が可能となり、コンビニ支払いを選択した場合は現金での支払いも利用できる。これにより、学校指定の銀行の口座開設や現金持参などの必要がなくなり、普段利用している口座とスマホやPCなどの端末があれば、自宅から支払いを完了できる。2025年12月現在、銀行口座の接続数は約380行である。
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア
