魅力発信だけでは教員不足は解決しない! 教員採用にマーケティング的視点を
未来の学校現場考──教員のサステナブルな働き方を考える 第7回

深刻な教員不足が全国的な課題となっています。文部科学省の発表によると、2024年度(2023年度実施)の教員採用試験の倍率は、小学校2.2倍、中学校4.0倍、高校4.3倍。いずれも過去最低で、小中高すべてが最低を記録するのは1979年度以降で初めてのことです。[※1]多くの自治体で教職の魅力発信に力を入れていますが、成果は限定的です。なぜ教員になろうとする人が増えないのか。どのような取り組みが有効なのか。民間企業の採用や人事戦略に精通し、現在は教員のキャリア支援を行う株式会社クジラボ代表・森實泰司氏へのインタビューを通して、これからの教員採用に必要な視点を探ります。
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津田 迪加(ツダ ユカ)
公立小学校教員を11年経験後、教育の現場で培ってきた傾聴スキルや言語化スキルを生かし、フリーランスライター・編集者として活動中。株式会社クジラボに2021年創業時より携わり、教員向けイベントの企画・運営も行う。
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