ベネッセグループでは、EDUCOM(エデュコム)が全国の小・中・高等学校に統合型校務支援システム「C4th」を、またベネッセコーポレーション(以下、ベネッセ)が小中学校向けICT学習ソフト「ミライシード」を提供している。両社は、C4thとミライシードのCBT単元確認テストである「テストパーク」のデータ連携機能をリリースすることを、4月24日に発表した。

デジタル庁、総務省、文部科学省、経済産業省が2022年1月に示した「教育データ利活用ロードマップ」において、デジタル活用による転記・集計作業の自動化を通じて無駄な業務を削減し、授業研究の時間を確保することが、教育データの蓄積と流通の将来像として提示されている。
EDUCOMが提供するC4thは、教員の校務の効率化を支援するEDUCOMの統合型校務支援システム。また、ベネッセが提供するミライシードは、一斉学習・協働学習・個別学習それぞれの学習場面に対応した、小中学校向けタブレット学習用オールインワンソフト。テストパークとは、教科書の主要単元の確認テストを収録し、ミライシード上で小テストを実施可能にしたCBT単元確認テストのこと 。自動採点と即時返却により、教員のテストにおける業務負荷を軽減するとともに、児童生徒のテスト後の復習効果の最大化を図り、学習効果につなげる。テストパークは、2024度の機能開発・実証実験を経て、2025年4月1日より提供をスタートした。


今回のデータ連携機能により、ミライシード上のテストパークで受けたテストの結果が、C4thの成績処理機能に自動API連携され、教員が結果を登録・転記する手間を削減する。
今後も両社は、グループ間での製品連携を強化し、学校現場の業務負担軽減に「学習」「校務」の両面から貢献していくとしている。
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