光村図書出版は、全国の小中学校に通う児童生徒(児童生徒本人に聞き取り、保護者が回答)を対象に実施した、「第4回 子どもの『好き』に関するアンケート調査」(テーマ:本と読書について)の結果を4月15日に発表した。同調査は、1月8日〜9日の期間に行われ、500名(小学生:335名、中学生:165名)から回答を得ている。
調査対象者に、好きな本のジャンルを尋ねたところ(複数回答)、「物語(小説)」(34.2%)がもっとも多く、「事典・図鑑」(26.6%)、「科学・テクノロジー」(21.8%)がそれに続いた。

小・中学生別でみると、小学生では「事典・図鑑」(33.1%)、「物語(小説)」(32.2%)、「科学・テクノロジー」(23.3%)が上位となった。中学生では「物語(小説)」(38.2%)、「スポーツ」(21.8%)、「科学・テクノロジー」と「歴史・地理」(どちらも18.8%)が上位を占めている。

1か月に何冊くらい本を読んでいるかを尋ねた質問では、月に1冊以上の本を読んでいるという回答が62.2%に達しており、3冊以上の本を読んでいるという回答は30.2%となった。小・中学生別でみると、7冊以上という回答が小学生では11.9%、中学生では5.5%と、中学生では小学生の半数程度にとどまっている。

読みたい本を手に入れる際の方法として、もっとも好きなものを尋ねたところ(複数回答)、「書店(実店舗がある書店)で買う」(55.4%)が最多となり、「図書館(学校図書館を含む)で借りる」(53.0%)がそれに続いた。

小・中学生別でみると、小学生では「図書館(学校図書館を含む)で借りる」(61.2%)、中学生では「書店(実店舗がある書店)で買う」(58.2%)がもっとも多い。

読みたい本を手に入れる際に、普段もっともよく利用している方法としては、「実店舗がある書店」(48.6%)が最多となり、「学校図書館」(25.2%)、「地域の図書館」(14.4%)がそれに続いた。

小・中学生別でみると、小中学生ともに「実店舗がある書店」と「学校図書館」が上位を占める一方で、小学生では「地域の図書館」(16.4%)、中学生では「オンライン書店」(14.5%)がそれに続いている。

紙の書籍と電子書籍では、どちらを読むのが好きかを尋ねた質問では、「紙の書籍が好き(好き/どちらかといえば好き)」が59.0%を占める一方、「電子書籍が好き(好き/どちらかといえば好き)」は12.8%にとどまった。また、「電子書籍を読んだことがない」という回答は28.2%となっている。

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