拓殖大学は、貞静学園高等学校と高大連携協定(教育提携校)を締結して、教育提携に関する調印式を2024年12月18日に拓殖大学の文京キャンパス(東京都文京区)にて実施した。
貞静学園高等学校は1930年に創立された。教育の中心を「和」としており、教育目標には礼儀正しく互いに敬愛し、時代を担う自主的で誠実な社会に役立つ人材の育成を掲げる。2011年からは男女共学となり、「至誠・和敬・慈愛」の建学の精神のもと学力の向上だけではなく、ボランティア活動や礼法、コミュニケーションの基礎である挨拶といった「人間教育」にも重点を置き、社会で活躍できる人材を育成している。
教育提携に関する調印式に先だって、拓殖大学の鈴木学長は「同じ茗荷谷の地での教育機関として機が熟したと感じています。ご近所ということで日常的な交流も可能であり、本学の学びに理解をいただき、双方にとって教育にプラスになると期待しています」と述べた。
一方、貞静学園高等学校の朴木理事長は、「高大連携を通して生徒が健やかに育てられる機会をちょうだいしました。これまでも探求の時間を設けていただく機会がありましたが、「TT(タクショク・テイセイ)連携」として、さらに交流を深め教育の充実を図りたいと思います」と挨拶している。
今回の高大連携協定を機に、拓殖大学の「拓殖人材」(「人間尊重」の精神と多様性を受け入れられる、寛容性を身に付けたグローバルに活躍できる有為な人材)の育成につなげていく。
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