MM総研は、中学3年生、高校生、大学生を対象に実施した、中学生のころのパソコンやタブレット端末の学校での利用状況に関する調査結果を、12月26日に発表した。同調査は11月に行われ、1200名から回答を得ている。
調査対象者に、中学生の頃のパソコンやタブレット端末の学校での利用状況を尋ねた質問に対する回答を、非GIGA世代(大学生)とGIGA世代(中学3年生・高校1年生)で比較したところ、GIGA世代の利用率が非GIGA世代を56ポイント上回った。

パソコンやタブレット端末を用いた学習の満足度を、同じくGIGA世代と非GIGA世代で比較すると、GIGA世代は75%、非GIGA世代は36%と、39ポイントの開きがある。

パソコンやタブレット端末を用いた学習の変化に対する質問(複数回答)への回答を、同じくGIGA世代と非GIGA世代で比較したところ、「パソコン・タブレットを使った方が楽しい」という回答はGIGA世代が非GIGA世代を8ポイント、「グループワークが増えた」という回答はGIGA世代が非GIGA世代を14ポイント、それぞれ上回った。

新しい技術を積極的に取り入れる会社で働きたいかを尋ねたところ、「働きたい」という回答は非GIGA世代が48%だったのに対して、GIGA世代は55%と、その差は7ポイントに留まっている。

一方、「パソコン・タブレットを使った学習の方が楽しい」とした回答者は、デジタル職種への興味が61%に達しているのに対して、「パソコン・タブレットを使った学習の方が楽しいと思わない」とした回答者は、デジタル職種への興味が36%にとどまり、25ポイントもの差が生じた。

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