テンプル大学ジャパンキャンパスと大阪府教育委員会が連携協力に関する協定を締結、高校生の教育を支援

　テンプル大学ジャパンキャンパス（TUJ）は、大阪府教育委員会と連携協力に関する協定を、11月25日に締結した。同協定は、高校生を対象とする多様な機会の提供、教職員の資質向上のために必要な研修の提供、教育課題の解決に係る調査および研究の実施などを目的とする。

　今回の協定締結は、TUJが2025年1月に京都へ新たな拠点を開設するにあたって、関西地域における人的・知的資源の交流を促進し、大阪における国際教育のさらなる発展を目指す取り組みの一環となる。

　同協定によって、TUJの大学院およびアカデミック・イングリッシュ・プログラム（AEP）を活用して、大阪府内の高校生に国際的な視野を持った新しい進路を提供するとともに、英語教員研修を通じて英語教育の質的向上を目指す。TUJと大阪府教育委員会は、地域全体の生徒と教職員に有益な教育成果をもたらすこと目標に、長期的な協力基盤を築いていく。

　TUJは、2022年12月に山梨県と、2024年3月には愛媛県、長崎県と、連携・協力に関する覚書を結んでいるほか、東京都世田谷区や港区とも包括的な連携協定を締結。さまざまな取り組みを通じて、これらのパートナーシップを強化している。

　具体的な事例のひとつとしては、毎年夏に1000人以上の小中高生がAEPの英語集中プログラムに参加している。AEPの英語集中プログラムでは、経験豊かな講師陣と、さまざまな国籍や文化背景を持つTUJの学生が、参加生徒の英語力に合わせたプログラムを通じて、全面的にサポートする。