レアジョブは、学研ホールディングスと資本業務提携契約を締結して、事業拡大に向けたシナジー創出を目指していくことを、11月8日に発表した。
同社は2007年の創業以来、オンライン英会話「レアジョブ英会話」を中心に各種英語関連サービスを提供してきた。2020年にはAIスピーキングテスト「PROGOS」の提供を開始したほか、2021年にはンライン予備校「資格スクエア」をグループに加え、グローバルリーダーを育成する法人向け研修サービスも含めたリスキリング事業として、個人または法人に向けた幅広いサービスを提供している。2023年には、ボーダーリンクがグループジョインした。ボーダーリンクではALT派遣事業を中心に、オンライン英会話「リップルキッズパーク」「ボーダーリンク英会話」といった、おもに個人向け・教育機関向けに子ども・子育て支援事業を展開している。
学研ホールディングスは1946年の創業以来、「私たち学研グループはすべての人が心ゆたかに生きることを願い今日の感動・満足・安心と明日への夢・希望を提供します」という理念を掲げて、「教育事業分野」「医療福祉事業分野」において幅広く事業を展開している。
今回の提携により、両社の事業およびサービスが、子どもからビジネスパーソンまで幅広い世代を対象とした教育・リスキリング領域において親和性が高く、提携を通じた事業拡大の可能性が大いに見込めるとしている。さらに、テクノロジーを活用したデジタルプロダクトやサービス開発といった領域でも、双方のリソースや技術力を掛け合わせることで、よりスピーディかつダイナミックなシナジーを実現できるとの考えもあり、提携が実現したという。
今後はまず、学校教育・オンライン英語・資格事業といった、両社の既存事業の中でも親和性の高いサービスを中心に、協業や相互送客を推進する。中期的には、新たな学習領域への進出も視野に入れるとともに、人材交流も含め、AIなど先進的な技術を積極的に取り入れた技術開発にも挑戦していく。
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