教育ネット、スモールステップでスキル向上を目指すための「らっこたん タイピングスキル指標Ver.2」を提供開始

　教育ネットは、「らっこたん タイピングスキル指標Ver.2」を無料でダウンロードできるサービスの提供を開始したことを、10月29日に発表した。

　同指標は、2023年に同社が公開した「タイピングスキル指標（暫定版）」の改定版である、「情報活用能力」育成アプリ「らっこたん」から得られたデータやタイピングスキル検定の結果、さらに文部科学省デジタル学習基盤特別委員会から発表された日本語入力スキルのKPIを踏まえて制定された。

　前回の指標では6段階だった級分けを、新バージョンではアドバンスの13級～1級、エキスパートの初段～13段の26段階に設定。細かに設定することで子どもたちがスモールステップで着実にスキル向上を目指せることを狙いとしている。また、入力速度による26段階の級・段ごとに、授業内の活用イメージや「らっこたん」のおすすめ練習メニューなども記載している。

　この指標によりタイピングスキルの目標設定を明確にし、教員にはタイピング指導における目安数値として活用してもらい、子どもたちにはタイピングスキルの目標数値としてモチベーションを高める一助となることを目指している。

　同社は横浜国立大学と共同で、小中学校のタイピングスキルの習得に関する研究を継続している。今後もデータ分析やさまざまな意見をもとに指標を更新し、タイピング指導のよりよい環境作りをサポートしていく。