カタリバは、自治体・教育関係者、メディア関係者を対象に、不登校支援の当事者をゲストに迎えるオンラインイベント「不登校支援フォーラム2024」を11月6日・14日・20日に開催する。参加費は無料。
近年、不登校や長期欠席の児童生徒の数は年々増加し続けている。文部科学省の調査によると2022年度の不登校長期欠席の人数は約46万人となり、9年連続で過去最多を更新している。
このような状況を受けて、同イベントでは、より多くの子どもたちが支援につながるためにはどうすればよいのか、自治体が取り組むべき支援とはどういうものかについて、カタリバの支援現場で起こっていることや、ゲストのさまざまな視点から見えていることをもとに、参加者が登壇者とともに考える場として開催される。なお各回の参加申し込み期限は、いずれも開催日前日の23時59分となっている。
11月6日15時〜16時30分には、「不登校支援の新たな選択肢。生徒や保護者の声から知る、夜間中学との協働と可能性」と題して、中学校夜間学級(夜間中学)の副校長や夜間中学に通う生徒とその保護者をゲストに迎え、カタリバが実際に行った夜間中学と協働した不登校支援について紹介するとともに、ゲストからの声を聞きつつ、活用の実態と可能性について考えてく。
11月14日18時30分〜20時には、「メタバースを活用した不登校支援で重要なポイントとは? 3年間の取り組みの軌跡とみえてきた可能性」と題して、入間市学校教育課の小椋亮太氏と春日井市学校教育課の仲野高弘氏をゲストに迎えて、メタバース支援において重要なポイントを考える。
11月20日15時〜17時には、「官民連携での不登校支援最前線—石川県加賀市・島根県雲南市の事例から—」と題して、加賀市教育委員会教育長の島谷千春氏、島根県雲南市教育委員会の福島勇樹氏をゲストに迎えて行われる。加賀市の事例では校内教育支援センターの整備から展開をはじめた不登校支援について、雲南市の事例ではアウトリーチなども含めた教育支援センターの最前線事例について紹介する。
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