三井物産グループのMoon Creative Labは、10月から愛媛県立松山西中等教育学校とともに、同校の英語教育における新たな取り組みとして、同社が提供する英語発音学習プログラム「GORIL」を活用した教育機関向け英語教育プログラムを開発することを、10月1日に発表した。
同校では生徒160人を対象に「GORIL」を活用し、同社の特許技術である「発音の見える化ツール」「イントネーションの見える化ツール」「AI判定機能」によってスピーキング能力、リスニング能力の向上を測定し、反復的なフィードバックを提供することで英語によるコミュニケーション能力の向上を目指す。
今回共同開発を発表した英語教育プログラムは、同校の設定する単語、文を用いて開発され、自主学習および授業などを通して活用される予定。
指導にあたる教員は「GORIL」の管理画面を通して各生徒の学習進捗を確認でき、個別ニーズに沿った指導が可能となる。また、生徒自身も詳細な学習進捗を確認しながら、一般的に学習が困難とされる発音やイントネーションに集中的に取り組める。
「GORIL」ではこれまで、自学習コンテンツの提供に加えて、自社トレーナーを通じた企業向けレッスンを展開してきた。今回の共同開発では、自主学習に加えて学校の英語指導教員が「GORIL」の見える化ツールを使うことで、生徒に対して比較的容易かつ個別最適化された方法で発音やイントネーションの指導ができる。これによってより実践的で効果的な指導が可能となり、教育現場における英語教育の質向上につながることを目指している。
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