ダイワボウ情報システムは、教育市場における自治体教育委員会、学校といった初等中等教育機関向けに提供している教員研修プログラムを刷新。新たに、インテルのSTEAM教育向け授業フレームワーク「インテル Skills for Innovation(SFI)」を国内で初採用した、オリジナルの教員研修プログラムを開発して、全国の販売パートナーを通じた受注を2025年1月に開始する(提供開始は2025年4月)。
同社は2014年から、教育向けパソコンや機器・ソフトウェアサービスの提供だけでなく、授業デザイン・指導法研修プログラムなどを提供している。従来の授業デザイン・指導法研修プログラムでは、教員が児童・生徒に指導するために必要な機器操作やICT活用・応用を前提に探究・課題解決型学習(PBL)の「インテル Teach プログラム」がベースとなっていた。
今回の刷新は、2025年度から本格化する小中学校の第2期GIGA スクール構想を見据えて行われる。児童生徒1人1台端末の更新やクラウド活用を前提とする授業を支援し、児童生徒の情報活用能力の育成といった、将来必要となる資質能力育成を支援する。また、高等学校における「情報II」の導入やDXハイスクールに求められる、生成AI、データ解析、プログラミング、デジタルコンテンツ制作といった高度なテクノロジーを活用・応用するSTEAM教育の推進を目指す。
またインテルによる協力の下、インテルがSTEAM教育向けにグローバルで展開している「インテル SFI」フレームワークをベースとし、ダイワボウ情報システムの教育市場での経験を加え、国内教育に最適化した独自の教育研修プログラムとなっている。
同プログラムではあわせて、授業デザインや指導・評価に関する講座、授業案作成といった授業実施に関する演習プログラムのほか、導入端末やツール活用といった技能研修などのコンポーネントを組み合わせることも可能。必要な研修項目を自治体や学校でカスタマイズして、オリジナルな研修が行えるようになる。
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