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統合型スクールマネジメントシステム「ヨリソル」、業務効率化と教育データ利活用の促進に向け生成AIを活用した新機能を提供

 プラスアルファ・コンサルティングは、教職員の負担軽減と本質的な教育データ利活用・教育DXの実現を支援するため、同社の統合型スクールマネジメントシステム「ヨリソル」に生成AIを活用した生徒の紹介文の自動生成機能および教育ダッシュボードから読み取れる解説文の自動生成機能の提供を開始したことを、8月1日に発表した。

 教員の労働時間は10年前と比較して大幅に増加し、特に小中学校の教員は時間外の長時間労働が常態化している。こうした状況を改善するため「ヨリソル」では、教員が子どもたちと向き合うための時間や、授業の質を高めるための時間を確保できるよう業務効率化を推進してきた。

 教育の質を向上させるためのデータの活用が求められている中で今後同社は、業務効率化のさらなる推進とともに、生成AIをはじめとした先進技術を活用して教育現場の課題解決に寄り添っていくことを目指している。

 今回提供が開始された新機能は以下の通り。

一元管理された各種教育データから生徒の特徴を抽出し、紹介文を自動生成

 「ヨリソル」では、所属組織などの基本的な生徒情報だけではなく、学習歴情報やコンピテンシー、性格診断テストの結果などさまざまな教育データの一元管理・活用が可能となる。各生徒の成績やコンピテンシー、性格などの蓄積したデータを生成AIに読み込ませて自動的に紹介文を生成することで、生徒一人ひとりの特徴を一目で確認できる。

 紹介文の生成に活用するデータは管理者側で任意に指定でき、例えば「所属情報と成績情報は活用するが、性格診断テスト情報は活用しない」といった個別の制御が可能となる。また、生成の際に指定したデータ(例えば、所属情報や成績情報など)が更新される度に、最新の情報を反映した紹介文をリアルタイムに自動生成して表示できる。

 この新機能は生徒の紹介文生成を可能とするため、一つひとつのデータを確認する手間を省けるほか、調査票や所見欄の作成に応用することでコメント入力の業務効率化が可能となる。また、紹介文をもとにした学習アドバイスの提示も可能なため、生徒理解の深化だけでなく個別最適な学びの提供につなげられる。

教育ダッシュボードから読み取れる解説文を自動生成

 「ヨリソル」のダッシュボード機能では、蓄積した生徒情報や成績情報、コンピテンシー評価、性格診断テストの結果などのさまざまな教育データのほか、生徒の構成や成績分析、非認知能力の可視化、退学率の推移などあらゆる分析が可能となる。

 今回これらのダッシュボードに設定した各種分析結果を、独自のプロンプトを通して生成AIに読み取らせることで、分析結果の概要や解説を自動生成してダッシュボードに表示することが可能となった。

 生成された解説文は、掲載前に分析者があらかじめ手を加えブラッシュアップしてダッシュボードに登録することも可能となる。生成AIに指示するプロンプト内容は以下の通り。

  • グラフの軸の説明
  • グラフのデータソースの概要
  • どのような内容を何文字程度で出力するか

 分析結果だけでは、注目する箇所、解釈に時間がかかる場合がある。画面に従って生成AIへの指示内容を入力するだけで簡単に解説文の自動生成が可能となり、解説文を添えることでグラフから読み取れるポイントを瞬時に把握できる。

 グラフを読み取る時間を効率化することで「なぜそのような結果なのか」などの理由や原因を考察することに時間を割くことが可能となり、効率化した時間で本来の教育業務へのリソース有効活用やEBPM(Evidence-Based Policy Making:証拠に基づく政策立案)の促進を実現する。

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https://edtechzine.jp/article/detail/11319 2024/08/02 12:30

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