チエルは、「教育DX導入・推進支援パッケージ」と「教育DX体感パック」を、7月にVer.1.1にバージョンアップする。
「教育DX導入・推進支援パッケージ」は、Googleが提供する教育機関向けクラウドサービスの最上位版「Google Workspace for Education Plus」を最大限に活用して、Google for Education 教育DXパッケージを実現するためのサービスプログラム。
- 「Google Workspace for Education Plus」環境の構築・運用
- 「Google Workspace for Education Plus」および教育DX促進研修
- 教育DXツールの提供
- データ利活用支援
の4カテゴリで構成されている。
「教育DX体感パック」は、DXを体感してもらうためのサービスプログラムで、「校務」「学び」「セキュリティ」に関するDXツールを利用できる。
今回のバージョンアップでは、学校現場の教員からの「こんなツールがあれば便利」という声に応えて、教育DXツールとデータ利活用支援に関するツールを30種類追加。校務DXや学習DXのさらなる推進を支援する。
おもに、以下のようなDXツールが追加された。
「スライドようかんたんふせん」は、「Google Jamboardの代わりとしてGoogleスライドを活用したい」という声に応えて搭載された学習DXツール。「Googleスライド」用の拡張機能で、ページ上で簡単に付箋を作れる。小学校低学年でも直感的に操作可能で、「Googleスライド」を使用した協働学習をサポートする。
「施設予約表」は、特別教室や体育館などの予約状況を一括で管理する校務DXツール。授業での利用状況や、クラブ活動や委員会活動での集まりの際に、空き状況を教員間で共有でき、ダブルブッキングを防げる。
「定期アンケート集計ツール」は、定期的に実施するアンケートの作成から集計結果の確認まで対応する校務DXツール。「Googleフォーム」では難しいクラス別集計が可能で、期間を絞っての集計も容易となっており、アンケートのたびにフォームを作り変える必要がなくなる。
「座席表ツール」は、さまざまな教室に合わせた座席表を簡単な操作で作れる校務DXツール。座席のランダムな並び替え機能によって、クラスの席替え案を用意できるほか、視力の悪い子どもや目が離せない子どもは前方に座らせたいといった、個別対応も容易となっている。
「週案・時数計算ツール(学校用)」は、週案の作成と時数の計算を行うスプレッドシートを学校単位で管理する校務DXツール。教員分の週案ツール作成、各週案ツールへの行事予定や時程情報の自動反映が可能なので、授業の不足の発生を防げる。
「目次作成ツール」は、「Googleスライド」に目次のページを追加する校務DXツール/作業効率化ツール。スライドを開いて、アドオンによって表示された画面上のボタンをクリックするだけで、スライド上に目次を作成できる。
「背景作成ツール」は、「Googleスライド」で背景にしたいページを作成して、アドオンのメニューから「背景に設定」をクリックするだけで、そのページを背景に設定した新規スライドが作成される校務DXツール/作業効率化ツール。子どもの協働学習において、「Googleスライド」を活用したい際に役立つ。
「Classroom情報取得」は、ユーザーの「Google Classroom」利用状況を確認したい、使用していない「Google Classroom」を洗い出したいときに使える校務DXツール/管理者用ツール。特定のアカウントが参加しているクラス情報の一覧を取得可能で、クラスを選んでメンバー(教員+児童生徒)の情報取得もできる。
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