明光ネットワークジャパンは、中学1年生~高校3年生の部活動に所属する子どもを持つ保護者を対象に実施した、「部活動に所属する子どものサポート実態調査」の結果を7月11日に発表した。同調査は、6月18日~20日の期間に行われ、950名から回答を得ている。
調査対象者に、自身の子どもが部活動を引退した後に、受験勉強に切り替えることに不安を感じているかを尋ねた質問では、「不安を感じる」(18.1%)と「どちらかというと不安を感じる」(37.6%)を合わせた割合が55.7%を占めている。
自身の子どもが所属している部活動の費用について、どのように感じているかを尋ねたところ、「高い」(14.1%)と「どちらかというと高い」(25.4%)を合わせた割合が39.5%を占めた。
出費が大きいなど経済的な理由が、部活動選びに影響したかを尋ねた質問では、「影響した」(6.9%)と「どちらかというと影響した」(21.7%)を合わせた割合が28.6%に達している。
保護者自身の考える部活動のメリットとしては(複数回答)、「人間関係を学べる」(50.6%)がもっとも多く、「チームワークを学べる」(47.4%)、「友だち作り」(42.7%)がそれに続いた。
自身の子どもは学業と部活動を両立できていると思うかを尋ねたところ、「両立できている」(17.8%)と「どちらかというと両立できている」(46.8%)を合わせた割合が64.6%に達する一方、「両立できていない」(6.7%)と「どちらかというと両立できていない」(21.2%)を合わせた割合は27.9%となっている。
自身の子どもが学業と部活動を「両立できている」または「どちらかというと両立できている」と答えた人に、両立するために取り組んでいることを尋ねた質問(複数回答)では、「健康管理」(29.2%)が最多となり、「自主学習の促進」(24.4%)、「モチベーション管理」(21.5%)がそれに続いた。
部活動の地域移行に対する賛否を尋ねたところ、「賛成」(17.2%)と「どちらかというと賛成」(34.8%)を合わせた割合は52.0%、「反対」(3.4%)と「どちらかというと反対」(6.2%)を合わせた割合は9.6%となっている。
部活動の地域移行について不安に感じていることとしては(複数回答)、「指導者の人間性」(35.3%)がもっとも多く、「練習場所へのアクセス」(27.4%)、「経済的な負担」(25.7%)がそれに続いた。また、「不安を感じていない」(19.9%)との回答もみられる。
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