AKAは、同社が開発・提供するスピーキングテスト対策アプリ「Musio ESAT-J通信教育」の効果を検証するとともに、その結果を用いてよりよいソリューションへと改善すべく、墨田区立吾嬬第二中学校と実証実験を行うことを、7月9日に発表した。
東京都は、2022年からESAT-J(English Speaking Achievement Test for Junior High School Students、イーサットジェイ)と呼ばれる英語スピーキングテストを導入しており、2023年11月の試験では約7万人の中学3年生が受験している。また、2024年からは都内の中学1年生、2年生を対象にしたテストESAT-J YEAR 1(Y1)・ESAT-J YEAR 2(Y2)も導入され、スピーキングテストへの対策が急がれる。
AKAの「Musio ESAT-J通信教育」は、そのような状況の中で、ESAT-Jの出題傾向に基づいたスピーキングテスト対策アプリとして開発。多くの英語学習者に、スピーキングテスト対策の機会を提供している。
「Musio ESAT-J通信教育」では、ESAT-Jの出題形式に準拠した模擬テストを受けられるようになっている。中学3学生向けのY3をはじめ、1・2学生向けのY1、Y2の問題形式にも対応しているので、自身の学年やレベルに合わせて問題を選択、受講できる。
学習者の回答をAIが自動で採点・分析する機能も備え、AIによる細やかなフィードバックを提供する。これにより、学習者本人による自身の苦手・得意な点の客観的な把握が可能になる。
さらに、利用者の苦手分野への対策を効率よく進められるよう、パートごとに演習できるパート別演習の機能も搭載する。自身の苦手なパートを徹底的に対策することで、全体的なスコアアップを目指せる。
墨田区立吾嬬第二中学校での実証実験は、3年生を対象に9月頃の実施を予定している。生徒にとってはテストの実践練習の場になると期待されるとともに、その効果を測定する。同実証では、生徒が「Musio ESAT-J通信教育」の学習コンテンツ、模擬テストを受講して、学習、記憶の定着にどれだけ効果があるかの測定を行う。
実証実験で得られる実験結果は、英語学習者によりよいソリューションを提供できるよう有意義に活用し、アプリの改善・改良、また新規開発に役立てていく。
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア