コナミデジタルエンタテインメントと東京大学大学院情報学環 藤本徹研究室は、「桃太郎電鉄 教育版Lite ~日本っておもしろい!~(以下、桃太郎電鉄 教育版)」の教育的価値の評価に関する共同研究を開始したことを、4月24日に発表した。
この共同研究では、コナミデジタルエンタテインメントが無償で提供している「桃太郎電鉄 教育版」の教育的価値を評価し、今後の導入支援や普及促進のための学術的知見を提供すべく行われる。
導入校での授業など教育活動への導入状況を調査して、「桃太郎電鉄 教育版」が教育現場で活用された際の教員や生徒への教育的インパクトを多面的に評価する。また、導入が活発な学校の状況や効果的な活用事例を整理して、教育ニーズごとの導入ガイドや補助教材の制作といった、「桃太郎電鉄 教育版」を軸にした教育リソースの拡充や利用促進に寄与する研究を実施する。
「桃太郎電鉄 教育版」は、「日本全国を巡って物件を買い集め、資産総額日本一を目指す」という「桃太郎電鉄」のゲーム性を活かして、2023年から学校教育機関へ無償提供されている。ノートパソコンやタブレット端末で操作するようになっており、各地の名産・名所などに関する知識を遊びながら身につけられるほか、難読地名の書き取りや収益率の計算といった幅広い学習に活用されている。7000超の導入校のうち約4000校が小学校で、これは全国の小学校の約20%に相当するという。
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