ガイアックスは、2023年度に、東京都のオンラインの仮想空間(メタバース)を活用した居場所や学びの場となるバーチャル・ラーニング・プラットフォーム(VLP)において、計6回(3講座・各2回)のプログラム企画および運営を行ったことを、4月3日に発表した。同プログラムの開催は、東京都の委託を受けたVLPの事業プロモーターである、デロイト トーマツ グループとの連携によって実施されている。
東京都のVLPは、不登校や教育支援センター(適応指導教室)などへの参加が断続的になっている児童生徒、および日本語指導が必要な児童生徒に対し、オンライン上の仮想空間を活用した新たな居場所や学びの場として、2023年9月に提供が開始された。2023年度には、新宿区、墨田区、渋谷区、中野区、杉並区、八王子市、狛江市、多摩市の8自治体、および教育庁地域教育支援部生涯学習課所管の「学びのセーフティネット」(都内4か所)に提供され、児童や生徒がメタバースでアバター(分身)となって学習したり交流したりする場となっている。
2023年度のVLPにおけるプログラムの企画・運営にあたっては、ガイアックスが運営する1万6783人のホストと2万2288件の体験を擁するプラットフォーム「aini」と、オンラインのオルタナティブスクール (フリースクール)「aini school 小・中等部」の有するコンテンツやプログラムや知見を活かして行われた。
「aini school 小・中等部」は「みんなでつくる学校」をコンセプトに、プログラムやクラス運営において子どもたちの声を反映するとともに、子どもたちによる授業も行われている。今回、VLPにて提供されたプログラムは、「aini school 小・中等部」に通う小中学生によるディスカッションやレビューをもとに設計されたという。
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