スタディプラスは、同社の運営するStudyplusトレンド研究所が学習管理アプリ「Studyplus」上で全国の高校生を対象に実施した、「“金融教育”と“お金”に関する調査」の結果を1月25日に発表した。同調査は、2023年12月5日~7日の期間に行われ、512名から回答を得ている。
調査対象者に、金融教育(お金や資産形成・投資に関する授業)を受けているかを尋ねたところ、「受けている」とする回答は4割だった。
金融教育(お金や資産形成・投資に関する授業)を「受けている」と答えた人に、金融教育はどの授業で行われているかを尋ねた質問(複数回答)では、「家庭科」「公共」が多くを占めている。
金融教育(お金や資産形成・投資に関する授業)について、教員による授業はわかりやすいかを尋ねたところ、「わかりやすい」とする回答が6割超に達した。
金融教育(お金や資産形成・投資に関する授業)の影響を受けたと感じるかを尋ねた質問では、「影響を受けたと感じる」という回答が3割に達したものの、「あまり影響を受けたと感じない」と「まったく影響を受けていない」を合わせた割合が半数近くを占めている。
金融教育(お金や資産形成・投資に関する授業)のイメージとしては、「わからない・難しそう」がもっとも多かったものの、それ以外は「必要性を感じる」という意見が多かった。
家庭でお金の使い方や投資について教わる機会があるかを尋ねたところ、教わる機会が「ある」とする回答は半数を下回っている。
投資に興味はあるかを尋ねた質問では、「興味がある」とする回答が7割に達しており、「すでに投資を始めている」という回答(4.7%)もみられた。
「すでに投資を始めている」と答えた人に、投資を始めようと思ったきっかけを尋ねたところ、「親の影響」を挙げる回答が約半数を占めている。
まだ投資を始めていない人に、投資に対するイメージを尋ねた質問では、「難しい」「ハイリスク」「ギャンブル」といった回答が上位を占めた。
将来、お金を稼ぐためにしたいこととしては(複数回答)、「大企業に就職したい」が半数近くで最多となり、「副業したい」が約3割で続いている。
保護者と大学進学のための学費について相談したタイミングを尋ねたところ、調査対象者全体では「高校2年生の前半」までが半数、高校3年生では「高校2年生の後半」までが半数近くとなっている。
大学への進学時に、奨学金制度(日本学生支援機構による給付・貸与型奨学金)を利用する予定があるかを尋ねた質問では、奨学金制度を利用する「予定がある」とする回答が半数近くに達している。
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