EYストラテジー・アンド・コンサルティング(EYSC)は、千葉県印西市とこども家庭庁が推進する「こどもデータ連携実証事業」に参画し、デジタル社会の実現に向けた実証事業を開始している。
同実証では、デジタルやデータ、AIなどを活用し、真に支援が必要な子どもや家庭に対して声かけやプッシュ型支援を届けることによって、「子どもが健やかに育ち 安心して子育てできるまち」の実現を目指す。
印西市は「いんざい子育てプラン 第2期印西市子ども・子育て支援事業計画」を策定し、これらの目標を実現すべく地域住民や行政機関、民間の団体・関係機関などとの連携・協力体制を構築しつつ、さまざまな施策を行ってきた。その中で、「こまつな」(「こま」る前に「つな」がる)を合言葉に、大きな困りごとや重大事案に発展する前に、行政から声かけや支援を届けることを重視した活動に取り組んでいる。
今回のデジタルやデータを活用する取り組みでは、SNSなども活用して行政と市民の接点を増やしていく。これにより円滑な支援の提供や得られる情報の拡充を可能にし、これまで把握できていなかった潜在的に困っている子どもや家庭への予防的な訪問指導、行政サービス支援などにつなげることを目指す。
EYSCでは、オーストラリアなど海外での実証事業の経験や、デジタル庁における「こども情報連携実証事業」の調査研究業務、こども家庭庁における「こどもデータ連携ガイドライン」策定調査研究業務などを通じて培った知見に加え、同社のデータ分析ソリューション「こども見守りAIプラットフォーム(Child Protection Intelligence Platform)」調査研究のノウハウなどを活用して、印西市との協力による国内での実証事業を進めていく。
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