キラメックスは、奈良県宇陀市とデジタル教育推進における連携協定を締結し、同社が運営するオンラインプログラミングスクール「テックアカデミー」の講師による、宇陀市内の小中学生が楽しみつつ生成AIの基礎を学べる体験会を、12月16日・17日に開催した。
同社は、「テックアカデミーで学習した人自身のバックグラウンドや経験、知識、スキルとテクノロジーを掛け合わせ、将来の選択肢を増やしてほしい」という思いから、生成AIなどの言語モデルの本質を理解し実務などで利用可能なスキルの習得を目指す「はじめてのプロンプトエンジニアリングコース」を、6月12日に開講している。
宇陀市は、子どもたちに最先端の技術に触れる機会を創出し、日々進化する最先端テクノロジーに小さい頃から直接触れることで、これからの同市を牽引するIT人材の育成につなげたいとの思いから、最先端デジタルプロジェクトを立ち上げた。
両者は、デジタル教育の観点から地域の活性化に資することを目的に、デジタル教育推進における連携協定を締結。それとともに、双方の「デジタルの力を活用し、宇陀市の子どもたちの可能性を伸ばし、自己実現を増やすための機会を作りたい」という思いから、今回の体験会が行われている。
同体験会には、2日間にわたってのべ40名以上が参加した。テックアカデミーの「はじめてのプロンプトエンジニアリングコース」において講師を務める現役エンジニアから、生成AIの基礎や使い方について説明を受けた後に、参加者はChatGPTやMidjourneyといった実際に仕事の場でも用いられている生成AIを使って、オリジナル動画制作などに挑戦した。
参加者からは「AI(ChatGPT)で絵本を作るアトラクションが楽しかった」「家に帰ったら、今日覚えた動画編集でおばあちゃんにも動画を作りたい」「親としてはChatGPTの危険性も気になっていたので、どれがAI(ChatGPT)の回答かというクイズがとてもよかったです。使い方だけでなく、注意点もお伝えされていてよかったです」といった感想や意見が寄せられている。
生成AI体験会は、宇陀市の地域活性化を目的とした公民連携事業に位置付けられている。今後、キラメックスと宇陀市は相互に連携・協力し、同市内におけるデジタル教育の振興・地域の活性化に向けて取り組んでいく。
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