学情は、2025年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に実施した、「ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)に関する情報収集」についてのアンケート調査結果を、11月10日に発表した。同調査は、学情が運営するダイレクトリクルーティングサイト「あさがくナビ2025」来訪者に対して10月12日〜26日の期間に行われ、249名から有効回答を得ている。
調査対象者に、就職活動において企業の「D&I」に関する考え方を知ると、志望度が上がるかを尋ねたところ、「志望度が上がる」(28.1%)と「どちらかと言えば志望度が上がる」(35.7%)を合わせた割合が、6割超を占めた。学生からは、「働きやすさや、企業の成長性に直結すると思う」「多様性を大切にする企業は、社員の個性や良いところを大切にする社風だと感じる」「ダイバーシティを重視する企業は、時代の変化や社会の要請に対応できている企業だと感じる」といった意見が寄せられている。
「D&I」に関する企業の取り組みを知るために注目している点としては(複数回答)、「働き方の制度・柔軟性」(46.6%)がもっとも多く、「男女比率」(38.2%)、「従業員の満足度」(37.3%)、「女性管理職比率」(37.3%)がそれに続いた。学生からは、「長く働くことができる環境か注目している」「女性が活躍できる環境かを意識している」「従業員の満足度が高い企業は、成長実感ややりがいも得やすいと思う」といった意見が寄せられている。
「D&I」に関する企業の取り組みを知るために活用したいものを尋ねた質問(複数回答)では、「企業ホームページ」(66.3%)が最多となり、「採用ホームページ」(47.0%)、「会社案内パンフレット」(28.1%)がそれに続いた。学生からは、「企業ホームページがもっとも情報が充実していると思う」「取り組みの内容だけでなく、企業がどのように発信しているかも注目している」といった意見が寄せられている。
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