マイナビは、2025年3月卒業予定の全国の大学3年生、大学院1年生を対象に実施した、「マイナビ 2025年卒 大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(9月)」の結果を、10月13日に発表した。同調査は、9月20日〜30日の期間に行われ、1743名(文系男子:289名、文系女子:689名、理系男子374名、理系女子:391名)から有効回答を得ている。
調査結果によれば、調査対象者の9月単月でのインターンシップ・仕事体験への参加率は、前年比2.1ポイント増の69.6%だった。
9月までの累計参加割合は、前年比0.3ポイント増の85.0%となっている。
オープン・カンパニーやキャリア教育を含む、キャリア形成支援活動への月ごとの参加状況を尋ねたところ(複数回答)、就業体験を含むプログラムへの参加が徐々に増えていることがわかった。「期間が『5日以上(1週間程度)』の就業体験のあるプログラム」についてみると、全体での割合は低いものの、8月で11.1%、9月で15.4%と、夏季休暇中は参加割合が増加している。
インターンシップ・仕事体験への参加時に他の学生と交流して感じたことを尋ねた質問では、「他の学生が優秀に見えて、焦りを感じた」(55.8%)がもっとも多く、「他の学生の姿をみて自分もやる気が出た」(53.1%)、「普段の生活では会えないタイプのひとと知り合えて新鮮だった」(39.8%)がそれに続いた。また、「他の参加学生の雰囲気がよかったので、企業への印象もよくなった」(38.5%)といった意見も寄せられている。
インターンシップに参加した学生の情報を、採用選考に利用するプログラムに参加したいと思うかを尋ねたところ、「すぐにでも参加したい」(42.9%)が最多となった。6月の調査では、同様の質問で「自信がついてから参加したい」(42.7%)がもっとも多かったことから、6月から9月にかけてのインターンシップ・仕事体験といった経験を経て、自信を持てるようになった学生が増えていると考えられる。
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