eboard(イーボード)は、同法人が開発・運営するICT教材「eboard」における、デジタルドリルのフォントとして、モリサワが開発したユニバーサルデザイン書体「UDデジタル教科書体」を選択できるようになったことを、10月5日に発表した。導入を希望する学校を、先着100校まで募集している。
今回の、「eboard」のデジタルドリルへの「UDデジタル教科書体」の導入は、「eboard」にて取り組んでいる、学習の悩みを解消・軽減する機能の開発の一環として、フォントによる読みの困難に対応すべく行われている。
「UDデジタル教科書体」は、デジタル教科書をはじめとしたICT教育の現場に効果的なユニバーサルデザイン書体。学習指導要領に準拠し、ディスレクシア(読み書き障害)やロービジョン(弱視)などに配慮してデザインされた。
なお「eboard」のデジタルドリルにおける「UDデジタル教科書体」への対応は、eboardがモリサワのWebフォントサービス「TypeSquare」を導入したことによって実現している。同サービスによって、「eboard」のデジタルドリルにおける問題文や解説文などを、「UDデジタル教科書体」で表示可能になった。
「eboard」のデジタルドリルへの「UDデジタル教科書体」導入は、学校・団体単位で申し込みできる。同法人では「eboard」を利用している学校・団体のうち、先着100校の申し込みを受け付けている。
モリサワの「TypeSquare」は、インターネットを介してフォントを配信し、Webブラウザで表示されるWebフォントサービス。Web サイトの検索性の向上が見込まれるだけでなく、自動翻訳や音声読み上げなどとの連携も容易になり、伝えたい情報を的確に届けられるようになる。一般的な明朝体やゴシック体だけでなく、デザイン書体やUD(ユニバーサルデザイン)書体、多言語書体といった、豊富な書体ラインアップを用意している。
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