ディスコは、2025年3月卒業予定の大学3年生(理系は大学院修士課程1年生を含む)を対象に実施した、9月後半時点での就職意識や、インターンシップなどへの参加状況に関する調査結果を10月11日に発表した。同調査は、9月22日~29日の期間に行われ、917名(文系580名、理系337名)から回答を得ている。
調査対象者に、インターンシップへの応募時にインターンシップ新定義の類型を意識するかを尋ねたところ、「意識する」という回答は24.0%に留まり、「意識しない」が51.4%となった。
インターンシップの類型別におけるキャリア形成支援への参加状況、および今後の参加意向を尋ねた質問では、参加経験・今後の参加意向ともに「オープン・カンパニー」(参加経験は89.0%、今後の参加意向は71.8%)が最多となっている。一方で、参加経験では「キャリア教育」(30.5%)がそれに続いたのに対して、今後の参加意向では「汎用的能力活用型インターンシップ」(68.8%)が、以下に大きな差を付けて続いた。なお、「汎用的能力活用型インターンシップ」の参加経験は29.1%と、「キャリア教育」への参加経験とほぼ同等の水準となっている。
インターンシップなどに参加した時期としては、2024年卒と同様に「8月」(88.5%)がもっとも多く、「9月」(74.4%)、「7月」(61.0%)がそれに続いた。
インターンシップに参加してよかったことを尋ねたところ、「興味のある業界の知識や理解が深まった」が約8割で突出して最多となっている。一方、不満に思ったこととしては、「仕事のイメージが掴めなかった」「実践的な仕事を体験できなかった」が上位となった。
今後のインターンシップなどへの参加予定を尋ねた質問では、「11月」と「12月」が多い。
就活準備イベントへの参加状況を尋ねたところ、依然としてオンラインでの参加が主流ではあるものの、会場型への参加が3年間で大きく増加している。
業界研究に力を入れたい時期は、6月~10月がボリュームゾーンで、企業研究は8月~12月を挙げる回答が多かった。
就職活動に関する情報の入手元を尋ねた質問では、「就職情報サイト」(94.5%)がもっとも多く、「各企業のホームページ(採用サイト)」(75.0%)がそれに続いている。
就職活動におけるSNSの利用については、「LINE」(43.8%)が最多となり、「X」は35.8%だった。
就職活動への不安を尋ねたところ、前年と比較して「とても不安」が減少するも、「やや不安」と合わせた割合は88.2%に達している。
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