僕と私とは、2024年に新社会人となるZ世代の学生を対象に実施した、会社選び・就活に関する意識調査の結果を9月29日に発表した。同調査は、20~26歳で2024年に新社会人になる男女に対して、9月5日~9日の期間に行われ、358名から有効回答を得ている。
調査対象者に、就職活動中に会社選びで重要視していたポイントを尋ねたところ(複数回答)、「自分のやりたい仕事(職種)がある」(33.2%)がもっとも多かった。男女別でみると、男性は「休日・休暇が多い」(32.1%)が最多となり、以下「福利厚生が充実している」(30.6%)、「自分らしく働ける」(29.1%)が続いている。一方、女性では「自分のやりたい仕事(職種)がある」(39.3%)がもっとも多く、「福利厚生が充実している」(31.7%)、「雰囲気・風通しがよい」(29.5%)がそれに続いた。
今の会社への入社を決めた1番の理由を尋ねた質問では、「自分のやりたい仕事(職種)がある」(14.5%)が最多となり、「自分らしく働ける」(11.5%)が続いている。
会社説明会は、オフラインとオンラインのどちらがうれしいかを尋ねたところ、オフラインよりもオンラインを希望する人の方が多く、オンラインとオフラインで得られる情報が異なるため、両方を選べるとうれしいという意見がもっとも多かった。また、オンライン説明会の動画の長さは、「1時間以内」が好ましいという意見が9割超を占めており、「1時間半」は5.6%に留まっている。
会社説明会で聞きたい内容としては、「リアルな年収」「人間関係」「実際の残業時間」「働いていて嫌なこと」「昇給の方法と内容」といった、企業サイトに掲載されていないリアルな働き方や、社員の本音を聞きたいという意見が多く寄せられた。
企業の情報収集については、6割近い学生が企業のSNSアカウントをチェックしている。企業のSNSから知りたい情報としては、会社説明会と同様に社員の1日の仕事の流れや実際の勤務時間(残業時間)といった、リアルな情報を求める声が多い。また、企業に関する情報源としては、「マイナビ」や「リクナビ」といった大手就活情報サイトに次いで、YouTubeやXなどSNSを挙げる回答が上位にランクインした。男女別でみると、男性はYouTubeで、女性はInstagramで情報を得るケースが多くみられる。
調査実施時点での内定者数は、「1社のみ」が最多となり、平均では「2.0社」となった。
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