ユーフォリアは、プラスクラス・スポーツ・インキュベーション(以下、PSI)と部活動の地域移行領域における業務提携契約を締結したことを、9月28日に発表した。同提携により、PSIの部活動地域移行支援サービス「ブカツプラス」とユーフォリアが運営するスポーツクラブ・スクールの運営管理アプリ「Sgrum」は協働で、部活動の地域移行と運営業務の効率化を進めていく。
令和5年度から令和7年度までの3年間を「改革推進期間」として、現在、全国の公立中学校の部活動運営について、段階的に地域のスポーツクラブや民間へ委ねる「地域移行」が進められている。しかし、運営資金や受け皿となるスポーツ団体・指導者ネットワークの存在などの課題の程度が地域によって異なるため、スムーズな地域移行を推進するには、地域課題に合ったニーズや解決方法を構築し、自治体・学校・地域社会の合意形成を図り推進していく必要がある。そこでPSIとユーフォリアは、両者が持つサービス・技術・ノウハウを互いに活用し、この課題解決と部活動の地域移行推進に向けて協働するため、今回の業務提携に至った。
ユーフォリアは、スポーツクラブ・スクールの運営管理アプリ「Sgrum」を通じて、これまで約1000団体の会員管理や連絡網、スケジュール管理、請求支払い管理などの運営業務の効率化に貢献してきた。
PSIは、プロスポーツクラブに向けさまざまな事業を展開。最近では、これまでの知見やノウハウを活かして、各自治体や地域クラブが部活動の民営化において持続可能な仕組みを構築し、最適な課題解決を行っていくためのトータルサポートを行う「ブカツプラス」サービスを展開している。
すでに両者で取り組んだ例として、PSIが仕組みを構築、福知山ユナイテッドが運営母体となり、京都府福知山市の市内中学生のためのスポーツ活動の場づくりを行っている。ユーフォリアはそのプロジェクトに「Sgrum」アプリの会員管理や連絡網、月謝徴収といった機能を通じて参加してる。
同提携では、両者のサービスの販売・マーケティングに関するノウハウや技術基盤の活用・連携を通じて、部活動の地域移行領域でのサービス提供の加速、自治体や学校の課題に対してより価値の高いサービス提供を目指していく。
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