スプリックスは、渋谷区教育委員会と連携し、7月から「プログラミング能力検定(プロ検)」を渋谷区内全校に導入したことを発表した。
渋谷区では、プログラミング教育に関するさまざまな取り組みが積極的に実施されている中、児童生徒がよりよいプログラミング教育を受けられるように、環境整備に加えて評価軸の策定、教員の負担軽減が求められている。
これを背景に、同社と渋谷区教育委員会は7月から児童生徒の情報活用能力向上、個別最適な学びの推進を目的として「プロ検」を区内全校に導入する運びとなった。今回の導入を契機として、区内全体でのプログラミング教育環境の整備を行っていく。
連携の概要
この度の連携で渋谷区教育委員会は、区内の全26小中学校に「プロ検」を導入する。児童生徒の学力を継続的に測定することで個別最適な学びを推進し、学習習慣の定着を図る。また情報活用能力全般の評価指標を策定し、プログラミングの能力値を測定・把握するといった教育環境の整備を実施していく。さらに自動採点や容易な成績分析を可能とするCBTシステムの活用により、教育の指導技術向上ならびに教員の負担軽減につなげていく。
「プロ検」の概要
「プロ検」は、主旨に賛同したプログラミングスクール、学習塾、パソコン教室、学校、学童など多様な教育機関で実施されている。子どもたちのプログラミング学習への意欲喚起や学習継続のきっかけとして、また受験者や教育者が個人のプログラミング能力・技能を可視化した上で効果的な学習・指導につなげられるツールとして活用されている。
現在「プロ検」はビジュアル言語版、テキスト言語版(JavaScript/Python)のどちらにも対応しており、さまざまなレベルの人が受験できる。
なお「プロ検」はCFRP(定量的な評価が難しかったプログラミング能力について、プログラミング言語に寄らず同一の基準で学習・教授・評価するための共通参照枠)に準拠している。「プロ検」を受験することで、CFRPに沿い、現状のプログラミング能力値を測定・把握することが可能となる。
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