ディスコは、全国の主要企業を対象に実施した、6月1日の採用選考解禁から約1か月が経過した時点での、採用活動状況に関する調査、および今夏インターンシップなどの実施予定や2025年卒採用の見込みなどの調査・分析結果を7月31日に発表した。同調査は、6月28日~7月6日の期間に行われ、1162社から回答を得ている。
調査結果によれば、2023年卒採用と比較してエントリー数、選考応募者数ともに「減った」と回答する企業が大幅に増加した。
内定辞退者は、2023年卒採用と比較して「増えた」という企業が31.2%となっている。
採用選考を終了した企業は全体の22.0%となっており、内定者充足率の平均は54.5%と、どちらも前年を下回っている。
新卒採用市場に対する見方では、売り手市場と感じる企業(「完全に売り手市場だと思う」と「やや売り手市場だと思う」の合計)が95.6%を占めており、新型コロナ禍前と同等の水準に戻った。
2023年度におけるインターンシップなどの実施予定を尋ねた質問では、73.4%が「実施する」と回答している。実施時期は「8月」(80.4%)、実施予定期間は「半日」(53.6%)や「1日」(49.7%)が多い。実施予定のタイプは、「タイプ1:オープンカンパニー」(66.5%)が最多となっている。
2025年卒者の採用見込みに関する質問では、「増える見込み」(15.7%)と「2024年卒並みの見込み」(59.6%)を合わせると、7割超の企業が今期以上の採用を予定している。
そのほか人事担当者川柳には、「面接を しているようで されている」「辞退者増 助けてください GPT」といった作品が佳作に選ばれている。
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