教育と探求社は、さいたま市教育委員会と協力して同市の新たな可能性を社会に発信するプロジェクト「さいたまエンジン」を、さいたま市内の中学校7校、生徒1100名、および市内の企業14社で正式スタートすることを、7月18日に発表した。
「さいたまエンジン」は、教育と探求社が開発した地域探究プログラム「engine」を活用して、さいたま市がウェルビーイング(Well-being)なまちづくりを目指すプロジェクト。将来を担う中学生と、今を生きるさいたま市の企業とが協働し、新たなビジネスモデルを生み出し提案していく。
2022年度に行われたプロジェクトモデルでは、浦和中学校、岸中学校、大宮国際中等教育学校の生徒が企業のリソース(事業の特色や強み)とさいたま市のリソース(魅力や可能性)を探究し、さいたま市をよりよくするための「イノベーションプラン」を半年間考え、企業にプレゼンテーションを実施した。
2022年12月には、各学校の代表チームが成果を発表する「さいたまカップ」において、グランプリ、準グランプリおよび企業冠賞の審査が行われている。
2023年度の「さいたまエンジン」は、さいたま市教育委員会が「『未来を拓くさいたま教育』を推進するため『PLAN THE NEXT 3つのGで日本一の教育都市へ』」として挙げる、
- Grit「やり抜く力で『真の学力』を育成すること」
- Global「『国際社会で活躍できる力』を育成すること」
- Growth「一人ひとりの成長を支え、『生涯学び続ける力』を育成すること」
という「3つのG」の育成に貢献すべく、プロジェクトを拡大して7校の中学校と14の企業で展開する。開かれた学校の実現に向け、「さいたまエンジン」によって探究を軸とした越境型のコミュニティプラットフォームを構築し、さいたま市をさらに豊かにするプロジェクトに、中学生と企業が取り組む新しい試みとなっている。
8月2日13時30分~16時30分(13時受け付け開始)には、2学期からの授業開始に先駆けて企業と教員が次世代とともに未来を創ることをテーマにした対話型ワークショップを、さいたま市立教育研究所(埼玉県さいたま市)にて実施する。
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア