TechBowlは、同社が提供するエンジニアを目指す学生向けのスキルアッププログラム「TechTrain」が武蔵野大学のデータサイエンス学部に本格導入されたことを、6月20日に発表した。
武蔵野大学では、データサイエンス学部の学生全員を対象に、大学内の授業「Webテクノロジ」の一環として同プログラムを実施する。学生は授業や必須課題、そして最終課題としてポートフォリオサイトの制作に取り組みながら、同時に「TechTrain」のカリキュラムにも挑戦する。
「TechTrain」では、15問の課題をクリアすることで学生たちの授業の理解をさらに深められる。同大学では、このプログラムを通じて学生一人ひとりがテクノロジーを駆使して自己表現や情報発信ができる力を鍛えることを目指す。学生たちは、1カ月間の期間を通じてHTML/CSS/JavaScriptの初級レベルを習得し、スムーズにポートフォリオ制作を進める能力を身につけることを目標としている。
TechBowlと同大学は2019年より包括連携協定を締結している。この協定はそれぞれが有する人的・物資的資源を活用して社会に貢献するため相互に連携協力し、データサイエンス分野の人材育成を目的として締結したもの。学生一人ひとりのスキルアップやキャリアアップ支援だけでなく、企業や社会とのつながりを作るほか、新2年生を対象とした授業「社会連携活動概論」の中でエンジニアとして「働く」とはどういうことなのかを伝え、早期から就職活動に対する準備をスムーズにできるよう支援してきた。
同大学のデータサイエンス学部では、1期生から3期生まで計200人以上の学生が「TechTrain」を利用した。「TechTrain」では、コードレビューやポートフォリオへのアドバイス、面接対策などを提供し、その結果多数の学生がメガベンチャーや大手SIerなどへの内定を獲得した。
カリキュラムの詳細は以下の通り。
HTML/CSS/JavaScript 入門編
「TechTrain」のカリキュラムでは、実践的な手法を用いて学生の学習効果を最大化するように構成されている。学生はWeb開発やデザインの基礎を学びながら自身のポートフォリオを作成することで、実際のプロジェクトに向けたスキルを磨ける。
教材は実務で必要なスキルを凝縮した実践型開発ドリル「Railway」を利用し、学生は「Railway(HTML/CSS/JavaScript入門編)」に挑戦する。15問を約1カ月かけてクリアを目指す。
学習を加速させる4つのサポート環境
「TechTrain」では、学習効果を短期間で最大化するために「Buddy」「Jr.Mentor」「Career Advisor」「Sr.Mentor」といった4つのサポート環境を提供している。技術面やキャリア面の相談について「連続的な」サポートが可能なのが「TechTrain」の特徴と言える。
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