Microsoft 365が促進するコミュニケーションの革新
続いて、日本マイクロソフトの輪島氏が、BASE Q イノベーション・ビルディングプログラムにおけるMicrosoft 365の利活用支援の具体的な流れを、下記の通り説明した。
プログラムを開始後、個社別のサポートを実施するだけでなく、プログラムを導入していない企業に対しても、イノベーションリーダ同士の学びの場としてイベントを開催する旨を紹介した。
また、オープンイノベーションを成功に導くコミュニケーションの一例として、オンライン会議のデモを行った。通常、オンライン会議は事前に時間やメンバーを設定し、通常の会議のリモート版として実施されることが多いが、Microsoft 365内のチャットツールMicrosoft Teamsでは、チャットの流れで通話を開始できる。
これは、モバイルでも参加できるうえ、会議の内容を書き起こす機能も備えているという。
Microsoft 365では、企業内外のコラボレーションだけでなく、データ分析結果もリアルタイムで共有できる。また、海外のメンバーとのコミュニケーションには、2018年度中に実装予定であるチャットの翻訳機能が役立つ旨もデモを交えて紹介した。
大手企業のイントレプレナーは、BASE Qのプロジェクトに参加することで、こういった最新のコラボレーションツールの活用支援を受けることができる。また、伴走コンサルタントによる実践を重視したサポートや、イントレプレナー同士の交流の場でのアウトプットを通じて、ビジネスにおける具体的な問題解決や価値創造の手段としての「オープンイノベーション」を実現するスキルを身につけることができる。
大企業内のイントレプレナーやベンチャー企業社員を対象とした学び・交流のためのイベント「オープンイノベーション推進担当者向け/イノベーションリーダ同士の学びと機会発掘の場:Microsoft Open Innovation Base」は、7月27日に実施され、今後も継続的に開催される予定だ。場所は、東京ミッドタウン日比谷 6F BASE Q HALL 1+2で、5月29日より申し込みを開始している。