ドワンゴと日本財団は、新しい教育システムの構築に関する包括提携を締結したことを、6月1日に発表した。教育分野で協働した取り組みを推進することで、教育による持続可能な社会実現への貢献を目指す。具体的な取り組みとしては、日本財団ドワンゴ学園準備会を設置し、多様化する教育環境・教育格差に対応した日本発の本格的なオンライン大学「ZEN大学(仮称)」(設置構想中)の、2025年4月の開学を目指している。
ドワンゴと日本財団は、教育格差における課題解決と次世代人材の育成による持続可能な社会の実現に向けて、両者が有するノウハウや知見、ネットワーク、資源などを活かした新しい教育システムを構築し、すべての子どもたちに一人ひとりの個性・関心を尊重した、質の高い教育の機会を提供したいとの考えから、今回の提携に至ったという。
2025年4月の開学を目指すオンライン大学「ZEN大学(仮称)」は、すべての子どもたちを対象にした、最先端のテクノロジーと最前線で活躍するプロフェッショナルの教員たちによって創り出される、日本発の本格的なオンライン大学となり、10月の認可申請を予定している。
ICTの活用による質・量の充実した授業が特徴で、対面授業と異なり、繰り返し使用できる映像授業で授業にかける時間を短縮可能なほか、教室の収容人数(定員)の制限がない。その分、時間と資金を有効活用して、学生数が増えれば増えるほど授業の質と量を高められる。学生は、多様な生活に合わせて、安価で質の高い授業を好きな時間に好きな場所で受けることができる。
1年間あたりの授業料は38万円を予定している。
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