マネッジ・オンラインは、NextGIGAスクール時代の教育現場で活用できる、リモートおよび対面教室(ハイブリッド授業)向けに設計された、カメラ内蔵の照明付き透明ライトボード「eGlass」を、5月30日に発売した。
同社は、書画カメラメーカーである米国Pathway Innovations(以下、Pathway)の日本総代理店として販売・サポートを行っている。
「eGlass」は、カメラが内蔵されたLED照明付きの透明なライトボード。教師は蛍光ペンで板書をすることで「eGlass」越しに生徒に対面しながら授業が進められる。板書された内容は「eGlass」に接続したノートPCの専用ソフトウェアで画面を反転し、ノートPCに接続するディスプレイに拡大表示されるため、生徒は集中して授業を受けられる。
「eGlass」の特長は以下の通り。
(1)板書とデジタルデータの融合
「eGlass」は、透明なボードに蛍光ペンで書いた板書と接続したノートPCの画像データ、PowerPointデータ、Webページなどのデータを合成してディスプレイに拡大表示できる。
デジタルデータは専用の「eGlass FUSIONソフトウェア」にて背景を消し、必要なデータのみを表示することが可能。また、ボードの板書は800万画素のカメラで撮影され、文字は反転するが「eGlass FUSION」で再度反転しディスプレイに表示できる。
(2)コントロールパネルでの簡単調整
「eGlass」のコントロールパネルでは、スナップショットのキャプチャーやビデオ録画、録画の一時停止、板書ガラスのLED輝度調整、インストラクターライトのLED輝度調整、露出調整、パネルと電源のオン・オフが可能。ビデオ録画では内蔵のノイズリダクション付きマイクロフォンでの音声も同時に記録する。
(3)鮮やかで多用途
「eGlass」は、明るい環境でも暗い環境でも機能する。コントロール パネルを使用して背景を暗くしたり、内蔵のChromaClearテクノロジーで文字を輝かせたりできる。
(4)サイズは2種類
「eGlass」のサイズは、35インチと50インチの2種類があり、用途に応じて利用できる。
(5)生徒の意欲を高める効果
生徒は書いている教員の顔を見て、1対1のつながりを構築しながら、身振りや表情で重要な非言語的合図を与えられる。蛍光インクの鮮やかな輝きが生徒たちの目を引き授業に没頭させられる。
「eGlass」の用途は以下の通り。
- 小中高等学校の教室での授業と、授業のライブ配信によるハイブリッド授業が可能
- Web会議システムのZoom、Google Meet、Teamsなどの画面共有機能で連携し、遠隔配信が可能
- 大学や企業での大型講義室や会議室での活用
- 塾や予備校の遠隔授業での活用や、ビデオ録画をしWebでのオンデマンド授業配信、教材制作
- 企業のオンライン人材教育でのライブ配信やオンデマンド配信、教材制作
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