マイナビは、2024年卒業予定の全国の大学生、大学院生を対象に実施した、「マイナビ 2024年卒大学生 活動実態調査(3月)」の結果を、4月7日に発表した。同調査は、3月25日~31日の期間に行われ、2963名(文系男子:586名、文系女子:1355名、理系男子:441名、理系女子:581名)から有効回答を得ている。
調査結果によれば、2024年卒業予定の大学生・大学院生の、3月末時点での内々定率は前年と比較して3.6ポイント増の30.0%だった。
平均内々定保有社数は前年と同値の1.7社と、3月上旬に引き続き内々定率とともに高い水準で推移している。
調査対象者に、企業に対して安定性を感じるポイントとして、当てはまるものをすべて(複数回答)と、もっとも当てはまるものを選んでもらったところ、どちらも「福利厚生が充実している」が多かった。さらに「離職率や平均勤続年数」という回答は、当てはまるものすべて・もっとも当てはまるもの、どちらでも前年より増加している。
企業の社風や社員の雰囲気を感じるために、参加したり参考にしようとしているものを選んでもらったところ、「インターンシップ・仕事体験(対面)」(57.9%)が最多となり、「個別企業説明会(オンライン)」(50.7%)、「インターンシップ・仕事体験(オンライン)」(47.9%)がそれに続いた。
どのような内容であれば、社風や社員の雰囲気を感じられると思うかを自由に答えてもらった質問では、「実際に(働く)現場を見た企業と見ていない企業とでは志望度が変わった」「チャットなどで気軽に匿名で質問ができる」といった意見が寄せられている。
対面面接において、マスクを外すことについての考えを尋ねたところ、「どちらかといえば抵抗はない」(37.4%)がもっとも多く、「どちらかといえば抵抗がある」(21.1%)、「外して面接したい」(16.6%)、「わからない・どちらともいえない」(15.3%)、「外して面接したくない」(9.6%)と、意見にばらつきがみられた。
企業との面接におけるマスクの着脱について、どのような形で行ってほしいと思うかを尋ねた質問では、「面接におけるマスクの着脱を自分で判断して決めたい」という回答が38.0%、「企業側からのアナウンスの下で判断して決めたい」が62.0%となっている。
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