学情は、企業・団体の採用担当者を対象に実施した、「2024年卒の採用状況」における「インターンシップ」に関するアンケート調査の結果を、3月28日に発表した。同調査は、1月5日~31日の期間に行われ、1862件の有効回答を得ている。
調査結果によれば、2024年卒学生を対象とするインターンシップを「3年生の夏や秋」に実施した企業の割合が、オンライン形式、対面形式ともに前年度よりも増加した。一方で、12月以降に開催した企業の割合は減少しており、より早い時期に学生との接点を持ちたいという企業の意向がうかがえる。
インターンシップを「実施している」と回答した企業は、前年と比較して2.0ポイント増の61.7%に達している。
インターンシップを実施しているかどうかを、上場の有無で比較すると、上場企業は80.8%、非上場企業は58.6%と差があることがわかった。
インターンシップの実施回数を尋ねたところ、前年度と比較して「増やした(増やす予定)」が48.4%を占め、「前年並み」(45.6%)を上回っている。
インターンシップと採用との連携について尋ねた質問では、「インターン参加者は通常選考で優遇する」(36.5%)がもっとも多く、2023年卒で最多だった「通常選考で優遇まではしないが、インターン参加者限定の情報提供やセミナーなどを実施している」を上回った。
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