サイボウズ・ラボにてチームワークや知的生産性を高めるソフトウェアの研究に従事しており、未踏の理事も務める西尾泰和氏は、「中高生のためのChatGPT」の提供を3月28日に開始した。
「中高生のためのChatGPT」は、米OpenAIが開発・提供しているAI言語モデル「GPT-4」を、中高生が無料で体験できる機会を提供するサービス。
チャットログはサーバに保存され、サービス提供者である西尾氏が「他の人に共有した方が有益である」と判断した場合、内容を編集して公開する場合があるという。
「GPT-4」の利用ライセンスでは13歳未満の利用が禁止されているため、12歳までは大人がそばにつき、「大人が使っている」形で無料での利用が可能になる。13歳~17歳は、利用ライセンスに従い、親または法定代理人からの許可を得ることによって、無料で利用できる。
同サービスは、西尾氏の「GPT-4が、中高生がやりたいことを実現するための最初の一歩になれば」との思いから、25万円を予算にスタートしている。この金額は、「GPT-4」のサブスクリプションでは約100名分、API利用なら約1万回の質問が可能となっている。
なお、同サービスは18歳以上でも利用できるが、利用した場合は何らかの方法で西尾氏に対価を支払う必要がある。
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