Doorkelは、人工知能技術であるChatGPTを活用したコンサルティングサービスの提供開始を、3月22日に発表した。
同社は教育機関の募集広報DXを支援するSaaS型業務管理システム「SchooLynk Contact(スクーリンクコンタクト)」のサービス開始以降、国立大学や私立大学、専門学校グループなどの高等教育機関に提供してきた。
近年、高等教育機関においては入学者数の確保や学生の満足度向上のために、より効果的で効率的なマーケティングおよびコミュニケーション活動が求められている。しかし従来の手法では、限られたリソースとマンパワーにより対象者へのアプローチや施策の最適化が不十分なケースが多く見受けられた。
今回開始するコンサルティングサービスでは、ChatGPTを活用し、募集広報をはじめ学務、教務などの各業務分野において業務効率化を実現する。
活用事例1:募集広報分野における個別DMメールの自動執筆
今まではオープンキャンパスやガイダンス参加時に入学検討者から収集したアンケートをもとに、全員に同一のオープンキャンパスの参加招待メッセージやAOエントリーの開始案内、個別相談やオンラインオープンキャンパスの案内を送付していた。
同サービスにより、各入学検討者に合わせた文章を自動作成する。現状ではマンパワーが必要で送信できる件数に上限があったが、AIの力を借りることでより多くの入学検討者に個別のアプローチが可能になる。
活用事例2:Webサイト訪問データや各種SNSなどから集めたデータの分析と改善案の自動提示
Google Analyticsを使ったWebサイトのアクセス状況や、各種SNSのフォロワー、投稿しているコンテンツをもとに、Webマーケティングの現状分析や改善案などをChatGPTから提示する。学内でのレポーティングやマーケティング施策の改善に向けた具体的なアクションの洗い出しに活用できる。
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア