日本リスクコミュニケーション協会(以下、RCIJ)は、学生がSNSの利用に際しての注意点や扱い方について学べる「SNSリスク教育資料(SNSでトラブルにあわないためのワークショップ学習)」を作成し、2月14日から教育支援の一環として全国の学校や教育機関向けに無償提供を開始した。
学生たちが日々利用するインターネットやSNSは、学習や情報収集のツールとして不可欠なものとなっているが、同時に不適切な行動の動画投稿や誹謗中傷、拡散という名の業務妨害など、自身が加害者となるリスクも存在する。
学生たちがSNS上で誹謗中傷をしたり、迷惑動画を投稿したりすることで、自分自身が加害者となった場合に情報開示請求や多額の賠償を求められるリスクがあることを理解しておくことが重要と考えられる。また、友だちに情報共有するだけのつもりだった投稿が拡散力を持ったり、拡散の歯車として加担してしまったりということが、業務妨害として訴えられる可能性があることにも気づく必要がある。
同資料は、学校教育の一環として学生たちに展開することを期待して作成された。RCIJは、今後も学生たちが安心して健全にインターネットやSNSを活用できるよう取り組んでいく。
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア