東京財団は、研究プログラム「学び続ける教員を支える生成AI に関する学びの場づくり」の取り組みの一環として、教育における生成AIの利活用に関する基本情報や最新情報を集約したポータルサイト「Manabi AI(まなびあい)」の正式版を、3月21日にリリースした。

Manabi AIは、教育現場における生成AIの利活用に関する情報を、ワンストップで把握できることを目指したポータルサイト。学習者、教員、保護者それぞれの立場に応じた基本情報から、主要サービスの比較、具体的な活用場面の解説、最新のAI技術動向まで、教育と生成AIに関する知見を体系的に整理している。サイト内では「まずはここから」「生成AIサービス」「活用場面」「特集記事」「資料集」「イベント集」などのセクションを通じて、初心者から実践者まで、さまざまなレベルの利用者が必要な情報にアクセスできるよう設計されている。
特徴として、各対象者別のアプローチを採用しており、たとえば教員向けには授業内での活用と校務効率化、学習者向けには授業内活用と課外活動、保護者向けには子どもとの学習支援など、それぞれの立場における実践的な活用方法を具体例とともに紹介。また、プロンプトの基本や各サービスの詳細比較など、生成AI活用のリテラシー向上に重要と考えられる情報を網羅し、月ごとの生成AI最新情報をまとめた連載記事も提供している。
さらに「資料集」や「イベント集」のセクションにおいて、利用者からも情報提供できるよう投稿フォームを設置していること、またフィードバックフォームを各ページに設置していることにより、さまざまな観点で有益な情報が集まる仕組みを作り出している。利用者の声やニーズを積極的に取り入れながら、より適切な情報を適切な方法で提供する信頼性の高いポータルサイトへと進化させ、教育における生成AIの健全な活用を促進していくという。

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