すららネットは、グループ会社であるファンタムスティックとともに、現在提供している「すらら」に創業以来の大幅な改良を加えてリニューアルする「Neo すらら」(仮)の開発に着手したことを、1月30日に発表した。同サービスは2025年のリリースを目指している。
「Neo すらら」(仮)では、同社のICT教材で蓄積された膨大な学習データを活用することで、一人ひとりに最適な学習内容をこれまで以上に精度高く提示できるようになる。自身の認知特性に合った内容の学習に取り組むことで、「わかる」「できる」実感と「もっとやりたい」という気持ちが自然と沸き上がり、学びに対する意欲を高める。さらに、学習者のバイタルデータなども活用して、より詳細・的確に学習者の状況を把握し、最適な学習体験の提供を可能にすることを目指す。
また、新たにAR・VRを搭載し、単なる「学び」ではなく「限りなく体験に近い学び」によって、より深い理解や定着を図るコンテンツの提供も予定する。将来的な拡張を見据えて学習者がそれぞれ学びたいものを選んで使えるような設計にすることに加え、ユニバーサルな視点でデザインも刷新する。
新コンテンツと最新機能によって構築される「Neo すらら」(仮)は、学校の教員や塾の講師、保護者などが、児童生徒の学習をより適切にサポートすることができるようにし、児童生徒などの学習者を中心に学習者に関わる大人が全員で情報を共有し学習者をサポートし、見守れるシステムの構築を行う。このシステムの実現によって、児童生徒に対する適切な学習指導はもちろん、自己肯定感を高めるための声掛けを通じて、子どもたちが自信を持って社会での活躍を可能にすることを目指す。
多くの新技術を採用するため、汎用性・拡張性が格段にあがり、開発スピードやシステム開発における品質の向上、開発コストの抑制につながることが想定される。さらに、汎用的な開発環境を構築することで、すららネット自社での開発に加えて、他社との協業によるコンテンツの連携など、幅広いサービスの提供も視野に入れている。
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