岐阜大学は、同学・保健管理センターの堀田亮准教授が、国際標準の心理指標であるCCAPS日本語版を用いて、大学生のメンタルヘルスを可視化するWeb回答システム「CCAPS-iQAS」を開発したことを、1月10日に発表した。
「CCAPS-iQAS」の開発は、大学生のメンタルヘルスを可視化するとともに、回答した学生個人にも結果を即時にフィードバックし、学生自身の自己理解や要支援学生の早期発見、早期支援に活用することを目的としている。
CCAPSの日本語版を用いて開発された「CCAPS-iQAS」は、岐阜大学の学生約4000名に対して試験運用が行われ、高い安定性と実用性が確認された。
今後、「CCAPS-iQAS」を導入する大学が増えていくことで、大学生のメンタルヘルスに関するビッグデータの構築が可能になり、年度ごとの特徴や推移といった実態把握に役立てられる。また、性差や学年差といった比較検討にも対応し、大学生のメンタルヘルス支援に関するアクションプランの立案への貢献が期待できる。
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