NECネッツエスアイは、同社が提供する大学向け図書館システム「E-CatsLibrary(イーキャッツライブラリー)」のSaaS版のサービス受付を1月から開始し、4月から提供を行うことを発表した。
「E-CatsLibrary」は大学図書館の運用を支援するシステムで、資料の発注受入管理や目録情報管理、貸出返却・予約などの閲覧業務機能、ILL業務機能(文献複写・貸借の依頼および受付情報を管理する機能)、蔵書点検、OPAC(オンライン蔵書検索)など、基幹業務を支える各種機能を有している。また、教務システムや入退館ゲートなど各種システムとの相互連携が可能で、運用の簡易性向上やデータ資源活用の一元化を支援する。
この度、同社は「E-CatsLibrary」のオンプレミスでの提供に加えて、SaaS版での提供を開始する。
「E-CatsLibrary」SaaS版の特徴
- サブスクリプション型サービスによる月・年単位の料金支払い
- 専用の設備や環境などの準備がないため、導入費用を大幅に削減
- 定期的なシステム更新が不要となり、更新にかかる費用や手間を削減
- ハードウェア保守管理やセキュリティ対応などの運用管理業務を削減
- 法定停電によるサービス停止がなくなるため、運用の手間の削減やシステム全体の可用性が向上
同社は大学の「授業などの教育現場」「学内のコミュニケーション」「職員の働き方」における課題を「E-CatsLibrary」をはじめとした多様なソリューションで解決することを目指し、大学DXの実現に向けたさまざまな取り組みを進めている。今後「E-CatsLibrary」において、2028年度までに新たに100校の受注を目指す。
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