マイナビは、2024年3月卒業予定の全国の大学3年生、大学院1年生を対象に実施した、「マイナビ 2024年卒 大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査（11月）」の結果を12月14日に発表した。同調査は、11月20日～30日の期間に行われ、2767名（文系男子：529名、文系女子：1139名、理系男子：509名、理系女子：590名）から有効回答を得ている。
調査対象者に、インターンシップ・ワンデー仕事体験の参加状況を尋ねたところ、11月時点の累計参加率は前年比1.0ポイント増の82.8％と、前年と同水準となった。
新卒で入社する会社で何年働きたいかを尋ねた質問では、「特に決めていない・わからない」（31.7％）がもっとも多く、「定年まで」（22.1％）がそれに続いている。
「特に決めていない・わからない」と答えた理由としては、「実際に働きだした後に価値観が変わることもある」など、変化が激しい社会で自身の価値観も同様に変化していくことを想定した回答が多かった。「定年まで」と答えた理由としては、「今後変化する可能性はあるが」との前置きはあるものの、「定年まで働きたいと思える会社に出会うことを目指すことで、満足できる会社選びにつながる」「同じ会社で昇進を目指したい」といった回答が寄せられている。
ファーストキャリアで人生の何割が決まると思うかを尋ねたところ、「6割」（39.1％）が最多となり、「8割」（34.9％）がそれに続いた。「6割」以上と答えた人の割合は78.1％に達し、新卒で入社する会社でのキャリアがその後の人生に影響すると考える学生が多いことがうかがえる。
ファーストキャリアで人生の何割が決まると思うかと、新卒で入社する会社で何年働きたいかの回答をかけ合わせると、ファーストキャリアで人生が決まると思う割合が高い人ほど「定年まで」働きたいと考える人も多い傾向にある。
現時点での「ガクチカ」（学生時代に力を入れて取り組んだこと）として話せるエピソードの個数を尋ねた質問では、「2個」（42.2％）がもっとも多く、3個以上とする回答の合計は22.2％となり、増加傾向となっている。
「ガクチカ」に関して、当てはまるものを選んでもらったところ、「コロナ禍で思うように活動できなかった」が前年より4.4ポイント増の22.7％を占めた。
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