エナジードは、全国78校の高校の進路担当主任・進路担当者などを中心に実施した、総合型選抜入試への対策に関する実態調査の結果を、11月10日に発表した。同調査は、9月13日~22日の期間に行われている。
同調査における、おもな調査対象課題は以下の通り。
- 入学志望理由
- 学習計画書類
- 活動報告書
- 小論文
- プレゼンテーション
- 口頭試問(面接)
調査対象者に、各課題に対しての対策有無とその注力度を尋ねたところ「学習計画書」以外は「対策有り」が半数超に達した。とりわけ「小論文」「入学志望理由」「口頭試問(面接)」は「対策有り」が75%超に達している。
各課題への対策開始時期を尋ねた質問では、すべての課題で「3年生以降に開始」が半数を占めた。そのうち「2年生までに開始」は「入学志望理由」と「小論文」が4割超、「活動報告書」と「プレゼンテーション」が3割台、「学習計画書類」と「口頭試問(面接)」が2割以下となっている。
特に、困っている・強化したい課題の有無を尋ねたところ「入学志望理由」と「小論文」が6割超、「活動報告書」「プレゼンテーション」「口頭試問(面接)」が45~55%、「学習計画書類」が32%だった。
各課題で「困っている・強化したい」と回答した高校とそれ以外で、対策開始時期を比較したところ、「入学志望理由」「活動報告書」「小論文」「プレゼンテーション」の4つの課題において、「2年生までに開始」と回答した割合に20ポイント程度の差があることが明らかになった。
これらの調査結果を受けて、同社では具体的な対策についての事例をまとめたセミナーを、11月18日16時~17時に実施する。参加費は無料で定員は50名となっており、事前にセミナーページからの申し込みが必要。
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