I&CO Tokyoは、みらいをえらべるものがたり「えらぶっく」の、授業用スライドおよび教員向け授業案(進行ガイド)を、9月14日に公開した。

「えらぶっく」は、「ももたろう」「さんびきのこぶた」「アリとキリギリス」を題材に、SDGsの考え方に触れつつ、結末を自身で作りあげるデジタル絵本。物語の途中にある分岐点で、読者が次の展開を選ぶことで、その先のストーリーや結末が変化する。それぞれの選択肢はSDGs17の目標に紐づいているので、楽しみながらSDGsの考え方に触れられるほか、“未来は自分たちの手で変えられる”という原体験につながる。


同社はこれまで、家庭などで利用可能な「えらぶっく」のワークショップツールを無料公開するとともに、教育機関の協力を得ながら各所でワークショップを実施してきた。
今回、新たに無料公開した、学校や学童といった教育現場での使用に特化した授業用スライドと、授業の進行に際して教員の手助けとなる授業案(進行ガイド)によって、「えらぶっく」を活用して子どもたちが未来を考え続ける力を養うための“原体験”を提供する。道徳科や生活科のほか、総合的な学習の時間などの発展的な学習教材としても利用できる。
授業用スライドでは、子どもたちの主体的な思考を促す体験をより深め、サポートすべく座学の要素も取り入れたほか、授業案(進行ガイド)、授業評価用アンケートも用意している。授業用ツールの推奨学年は小学2・3年生で、45分授業1回程度の内容となる。
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