ソニーマーケティングは、IoTブロック「MESH(メッシュ)」の技術仕様を、8月31日に公開した。
「MESH」は、人感センサーや温度センサーなど機能ごとのブロックを、身近なものとを組み合わせることで「人が通過したらスマートフォンにメッセージを送る」「温度・湿度を計測して自動的に記録をする」といった仕組みを手軽につくれるプログラミングツール。
今回開始された技術仕様の公開によって、Bluetooth 4.0以上を搭載するパソコンやスマートフォン、Raspberry Piといった端末にて、ボタンや人感センサーによる機能の呼び出しや、温度などセンサー情報の自動記録といったアプリケーションの開発が可能になる。
既存のシステムに「MESH」のセンサーを加えることもできるので、デジタルサイネージなどのシステムとの連携で、人が来たときに反応したり、非接触操作で案内したりといった仕組みを、電子回路の設計をすることなく付け加えられる。
ほかにも、PythonやJavaScriptなどのプログラミング言語からの利用や、STEAM教育や探究的な学習活動、センサーデータを使った情報処理や取得したデータのクラウドへの送信など、IoT開発に必要な要素を手軽に取り入れることができる。
技術仕様の公開にあわせて、obnizの提供するIoTプラットフォーム「obniz(オブナイズ)」が、8月31日から「MESHブロック」に対応する。これにより、「MESH」の各種ブロックと「obniz」のIoTプラットフォームの各種機能を組み合わせて、センサーとクラウドを連携した本格的なIoTシステムを実現可能なシステムを共同で構築している。
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