セガ エックスディーは、ゲーミフィケーションカオスマップ編集委員会を組織し、その運営事務局として「国内ゲーミフィケーション業界カオスマップ 2022年度版」を同委員会活動として制作、公開したことを7月21日に発表している。
同カオスマップでは、法人間で取引する企業「BtoB」と、最終的に生活者やエンドユーザーにサービスを提供する事業者「BtoBtoC・BtoC」で二分割した。
BtoBソリューションとしては、受発注にて人事や営業などの業務支援や、ゲーミフィケーションを簡単に実装できるデジタルツールや支援ソリューションを保有している事業者を「業務支援/ゲーミフィケーションツール」、企業研修でゲーミフィケーションを活かした学習コンテンツをユーザー体験型で提供する事業者を「体験型研修」と分類。
さらに、企業研修でゲーミフィケーションを活かした専門職種や難易度の高い知識向けの学習コンテンツを提供する事業者を「専門知識型研修」、企業研修でゲーミフィケーションを活かしたコミュニケーションや自己啓発に資する学習コンテンツを提供する事業者を「コミュニケーション/自己啓発研修」としている。
BtoB受託としては、ゲーミフィケーションを企業課題に合わせて設計のコンサルティングやゲーミフィケーションそのもののインプットなどをクライアント企業へ行う事業者を「コンサルティング」、受発注にてゲーミフィケーションに関する、あるいはゲーミフィケーションを活かした受託開発を行う事業者を「受託開発/DX含む」に分類した。
BtoC・BtoBtoCとしては、ヘルスケア(健康・医療)テーマにおいてゲーミフィケーションを活かしたソリューションやサービスを提供する事業者を「ヘルスケア」、リテール(小売・流通)テーマにおいてゲーミフィケーションを活かしたソリューションやサービスを提供する事業者を「リテール」、SDGsやESGテーマ全般において学ぶゲーミフィケーションを活かしたソリューションやサービスを提供する事業者を「SDGs/ESG全般」、防災テーマにおいてゲーミフィケーションを活かしたソリューションやサービスを提供する事業者を「防災」、学校教育や学生個人へゲーミフィケーションを活かした学習コンテンツを提供する事業者を「学校教育」、未就学児以外の個人へゲーミフィケーションを活かした学習コンテンツを提供する事業者を「生涯学習」、未就学児を対象にしたゲーミフィケーションを活かした学習コンテンツを提供する事業者を「幼児教育」と分類する。
なお、同カオスマップでは委員会が独自に作成した、以下の3点の基準を満たす事業者のみを掲載している。
- 日本国内に本社がある事業者であること。
- ゲーミフィケーションの上記カテゴリーに分類できるソリューションやサービスをホームページ上に価格と共に記載している、または本委員会が有償で提供していることを事実確認できている事業者であること。
- 本委員会メンバーから同カオスマップの趣旨から疑義がでない事業者であること。
8月10日17時~18時には、同カオスマップの製作における背景や概要、その活用や今後の展望を委員会メンバーが解説するイベント「国内ゲーミフィケーション業界カオスマップ 全体解説とその活用について」がオンラインで開催される。参加費は無料。
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