マイナビは、2023年卒業予定の全国の大学生、大学院生を対象に実施した、「マイナビ 2023年卒 学生就職モニター調査 5月の活動状況」の結果を6月23日に発表した。同調査は、5月25日~31日の期間に行われ、2037名(文系男子:366名、文系女子:548名、理系男子:498名、理系女子:625名)から有効回答を得ている。
調査結果によれば、2023年卒学生の5月における活動状況は、「1次面接を受けた」が37.8%、「最終面接を受けた」が33.3%だった。5月中に入社予定先を決めて就職活動を終了した割合は、前月比4.9ポイント増、前年同月比2.0ポイント増の25.3%を占めている。
5月に受けた面接のうち、Web面接は前年同月比11.5ポイント減の71.2%だった。
最終面接への企業の対応として「十分な感染対策をして対面式の面接を実施する」ことを支持する学生は、前年同月比13.7ポイント増の76.7%に達しており、企業が最終面接をすべて対面で実施する割合(予定)が69.6%に達していることから、企業・学生ともに選考の最終フェーズにおいて対面を望んでいることが明らかになっている。
OB・OG訪問をした経験がある学生は、前年比1.2ポイント減の25.7%だった。
OB・OG訪問で会った人数の平均は5.1名で、うち実際に会ったのは平均1.5名、Webで会ったのは平均3.6名と、Webで会った割合は前年より減少している。
動画ES・自己PR動画の提出をしたことがある割合は、前年比11.0ポイント増の44.2%だった。
動画ES・自己PR動画に対する意見としては、「よいと思わない(どちらかと言えば含む)」が71.9%に達している。
動画ES・自己PR動画の提出を求められた際に思ったこととしては、「面倒だ」(43.4%)、「動画でなく面接で評価してほしい」(35.2%)、「評価基準がわからない」(31.7%)といった「動画への評価」に対する不信感が多く寄せられた。
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